先日 YAMAHA CRW8824X-VK というCD-R/RWドライブをLaox Mac館で買ったので、
その感想等を報告です。

MOのメディアは今使っているKYOCERA,PHILIPSのものが640MBで400円。CD-Rは約100円と価
格差は圧倒的だし、音楽CDを作ってラジカセで聞く等もできる。カーステレオでも聞きた
いところだが、CDプレイヤーのマニュアルと見るとCD-R使用不可と書いてあるので断
念。


まずドライブのタイプは外付のSCSI。
Rx8, RWx8, ROMx24 の性能。
WindowsモデルにB's recorder GOLD Mac版を付けて売っていたのを購入。
ファームウェアもMacに対応しているとの事(Macの店で売っているのであたりまえだ
が)。

SCSIカードの類は持ってないので4400付属のSCSIポートに取り付けました。
システムプロフィールでもちゃんと認識されています。

メディアはそのときは適当に日立マクセルのものを選んでしまったのですが、後で月刊
ASCII7月号を見るとあまり良いものではない模様。しかしドライブの書き込み確認済み
メディアには入っている事は確認してあるので問題は無いだろう。と思っていました。

まずB's recorder GOLDのインストール。付属のものはVer.1.1.3だったがBHAのページ
には1.1.5のアップデータがあったのでそれを使う。

まず壁にあたったのはHFS Plusのパーティッションの取り扱い。
1つのパーティッションをCD-R焼き用に確保したのだけど、HFS Plusのボリュームに格
納したデータをB's recorder GOLDに登録しようとしてもうまくいかない。

マニュアルを見ても特に制限は無いと書いてあるけど、試しにHFSでフォーマットして
データを格納したら無事登録できた。しかしHFS Plusで630MB程度だったデータが1GB
を超えている。これでは効率が悪いので結局仮想ボリュームを作るツールでCD1枚分の領
域を確保してそこにデータを入れる。

やっとCD焼きに進める。ここまで進むのにもけっこう疲れた。
B's recorder GOLDのマニュアルはあまり解り易いものではない印象。Windows版のマ
ニュアルも読み比べたが全くのベタ移植。ウィザードとかいったWindows用語もそのま
ま使われている。HFSの記述が加わったくらい。でもWindows版にはMP3のエンコー
ド・デコード機能があるのでその点はWindows版が機能的に上のようだ。


とりあえず無難に4倍速で書き込みテスト。問題無し。次に実際に焼いてみる。する
と・・・終了する時点になって未知のSCSIエラーが出てしまった。なぜ?



対策として
●B's recorder GOLDへの割り当てメモリを増やす
●キャッシュの容量等設定をいろいろいじってみる
●機能拡張もOS標準のものにG3カードとB's recorder GOLDだけにする
●SCSIケーブルも交換
●メディアも三菱とARITA、ドライブに付属していたYAMAHAのものを使ってみる
●ターミネータもONになっているし、SCSIのIDも問題ない(他のドライブは外している
 ので重複のしようがない)
●B's recorder GOLD Ver.1.1.3を使ってみた
●速度も1倍速で焼いたりした
●OS8.1に落として焼いてみた

これだけやっても上のようなエラーが100%の確率で出る。
このエラーはかなり強力で、RWのメディアをフォーマット不可能にしてしまう(もう使えない)

Windowsマシンで書き込みのテストをやってみたいのだけど、ちょっとHDDの空きを確
保できそうにないので断念。

余談だが8倍速でテストを行うとSCSIの転送速度が足りないという警告が出た。8倍速で
は1,200 KB/s だからSCSI 1の転送速度でもいけるとふんでいたのだけど無理のよう
だ。理論値の5 MB/sは出ないにしてもその半分くらいは出ると思ってたのだけど。

仕方ないので店に相談に行くも有用な答えは帰ってこず。店のG4でテストしたところ問
題無いとの事なので、4400との相性問題である可能性が高いと思われる。この時点で他
のドライブと交換してもらうという選択肢もあったが、なんかもう面倒になったので返品
する事にした。しばらくはMOを使い続けていく事になりそう。

後、B's recorder GOLDの機能で不足の点と言えばBUS番号が0のApple純正SCSIドライ
ブからしか起動できるCDを作れない事。4400等IDEのドライブを積んでいる機種では起動
するディスクを作れない。この点が必要ならToast 4を買うべきだろう。

また、B's recorder GOLDはBurn proofに対応はしているものの、焼き込み中は中止を含む
Mac OSの全ての操作を行う事ができないためにあまり意味が無くなっている。あれは焼き
込み中も他の操作ができるのが売りだと思うのだが。

ちょっと今回は骨折り損だなぁ。


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